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宮下トンネルを後にし、今来た道を戻りま
す。
地図では道表記がありますが、ご覧のよ
うに枯れススキまみれです。夏場は相当に
鬱陶しい籔となっていることでしょう。 |
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鉄塔を避けて轍があるように見えます。
一応道たる所以でしょうか。 |
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を!現行トンネルが居ます。
あれは「新北山トンネル」ですねえ。
銘板によると、延長は55mだそうです。
で、当然旧北山トンネルが存在するはず
なのですが、すぐ左手は車道跡のような道
が斜面を登り、左に曲がっていってます。
よって、真横に旧トンネルの姿がありませ
ん。。。?
ここでちょっと迷いました。10数分探し回り
ようやく。。。 |
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発見!
なんとこの旧トンネル、新北山トンネルと
は、ある場所が違いました。
簡単に見つからないわけです。 |
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場所はこの辺だったと思います。
すでに「新三軒家トンネル」のテリトリーに
入っています。
左側の川に「橋?」表記があるのが確認
できます。そこと旧宮下トンネルを結ぶと、
旧線のルートを見出すことができると思い
ます。 |
小奇麗な「82」のキロポストとともに残る北山トンネル。
延長はそれ程長くなく、土被りも少ないです。 |
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西側坑口。。。なんだか斜坑になっていま
すねえ。アーチ環部分のみの坑門となって
います。 |
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綺麗に洞内が残っています。バラストは
全て取り除かれているようですねえ。
内部側壁はコンクリートブロックを使用して
いるんでしょうか?
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西側坑口より。
春先の陽光が眩しい! |
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東側坑口付近は。。。ぐをっ!投棄物で
一杯です。。。
紀勢本線の旧トンネルにもこういう惨状を
見かけたなあ。。。 |
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トンネル出て迂回などという発想はなく、
ゴミの山を無理矢理乗り越えます。
思っている以上に危険なのでおすすめ
できません。。。 |
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無事乗り越え完了!
東側坑口に辿り着きました。 |
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東側坑口からの廃景です。
深い擁壁に挟まれた、1つ分の線路幅の
軌道跡。この時期に来てヨカッタ〜 |
をををを。。。
なんだかすごい有様です。。。
ゴミの土砂が右手斜面から滑り落ちています。冬枯れの木々と相まって廃景が一層際立っています。 |
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掘割を少し東に進みますとすぐに次のトン
ネルが姿を現します。
何度も言いますが、冬に来て本当に良かっ
たあ〜 |
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西側坑口に辿り着きました。
その名も「谷奥トンネル」
。。。?現行トンネルにはない名前が出て
きました。
それもそのはず、伊賀上津駅すぐ東側の
現行トンネルは3本に対して、旧トンネルは
4本ですから1本多いのです。 |
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場所はこのあたりかと。。。 |
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谷奥トンネル西側坑口より西方の廃景。
うっすらと北山トンネルが見える気がしま
す。 |
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谷奥トンネルには扉がついています。高
延長のトンネルには付くようですねえ。 |
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谷奥トンネル内部より西方を望む。。。
東側の高延長のトンネル群を思い起こされ
ますねえ。 |
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おおお。。。
また出てきました、出口の見えないトンネ
ルが。。。
意外な高延長です。 |
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時折路面の真ん中に開いている穴には
水の流れがありました。
水路としては今も現役のようですねえ。 |
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おっ、明かりが少し見える気がします。
どうやらトンネルは右にカーブしているよう
です。 |
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おやあ?電灯?
笠付きの白熱電球が付いてます。トンネル
に白熱電球っすか?
現役当時からあるものなんでしょうか。。。
(カーソルオン)でスポット当てます。 |
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退避坑がありました。
長めの延長を裏付けますねえ。 |
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なんやかんやで東側坑口に到着です。
延長は。。。うーん、はっきりしません。
300mくらいあったかなあ。。。 |
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東側より振り返り。
やっぱり光は届いておりませぬ。 |
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廃線に残る配線の跡。。。
ブレーカーみたいなのも付いています。 |
冬場でもエラい有様の谷奥トンネル東側坑口。。。
植生の活発な時期はとても来られたもんじゃあありませんなあ。 |
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その谷奥トンネルと目と鼻の先には。。。
すでにもう一本トンネルが口を開けていま
すよ! |
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コンクリ積みの擁壁に切り込みあり。
下部の水路に伴う仕様でしょうかねえ。 |
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さあ、長かった青山廃線跡、最後の10本
目!
名前は「三軒家トンネル」
こちらは現行路線に新三軒家トンネルが
存在し、延長は805.0mだそうです。
北山、谷奥、三軒家の3トンネルと掘割
区間を足したものが、新三軒家トンネルと
同じ延長になると思われます。 |
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場所はこの辺りと思われます。 |
お気に入りの掘割の景
それは、谷奥、三軒家両トンネルを繋ぐ50m足らずの掘割区間です。
冬場なればこそ実現できた撮影です。 |
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三軒家トンネル、こちらも先が見通せま
せんなあ。 |
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三軒家トンネル西側坑口より。
よく見たら隣の谷奥トンネルが見えてい
ます。 |
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真っ暗闇の三軒家トンネル。どうもこの
トンネルは左にカーブしている模様です。 |
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ちょっと変わった退避坑です。
支保工が真ん中を貫いてますねえ。 |
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ついに最後の坑口の姿が見えて参りま
した!
な、長かった。。。 |
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三軒家トンネル東側坑口に到着!
フェンスが閉じているように見えましたが、
開きました。 |
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三軒家トンネル東側坑口から出てみます
と。。。
巨大な鉄塔がどどん、と真ん中に陣取って
います。 |
青山廃線跡トンネル群、最後の10本目の勇姿。
大阪から奈良、三重に至る壮大な畿央横断路線の最難関地点に残る10本の廃トンネルたち。
ここまで来れた感慨も一入です。 |
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右手に現行新三軒家トンネルの東側坑口
が見えました。
ついに現行路線と合流するようです。 |
旧路線の方がやや上を走っていますが、眼前を橋梁で渡った後に合流する線形となっています。
往時はこの先に橋梁があったのかも知れません。
長かった三重青山廃線跡探索、将軍青山トンネルを筆頭とする総勢10本のトンネルたちを完抜けにより。。。
目標達成! |