水路隧道



 


神奈川県
JR御殿場線(旧東海道本線)
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
静岡県境~谷峨駅間
new
駒沢橋梁
半円 4 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
残存可能性:中→確定
明治20年12月竣功
未訪問だが、南側に水路表記があり、残存の可能
性がある
2022年5月訪問
南北共に坑門が視認できる。北側は車道の擁壁
と一体化し、直接鮎沢川に注ぐ
道路直下のアーチは薄くモルタル補修を受けている
側壁の石積みが迫り出しているのが特徴
谷峨駅~山北駅間
no photo 山北用水橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:
明治20年12月竣功
落合川橋梁中央部から約30mの地点にあったよう
だが、現地では確認できなかった
廃線の鉄橋ができた際に廃止されたようで、現在
の山北用水は沢上流の煉瓦アーチ橋梁を通っている
落合川橋梁 半円 水路 煉瓦 挟まれ 1連 明治21年6月竣功
廃線にある煉瓦橋台鉄橋の奥に現役橋梁として
現存する。廃線の鉄橋の方が後年物のようだ
両坑門とも薄いコンクリで補修されているが、内部側
壁と天井アーチ部の煉瓦が確認できる
no photo 山北用水橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:極低
明治20年12月竣功
落合川橋梁中央部から約18mの地点にあったよう
だが、現地ではコンクリで蓋をしたような形跡が見ら
れる
廃線の鉄橋ができた際に廃止されたようで、現在
の山北用水は沢上流の煉瓦アーチ橋梁を通っている
山北駅~東山北駅間
川原橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 方出 1連 2.42m
(8尺)
明治20年11月竣功
内部側壁煉瓦がやや迫り出している
no photo 孫沢橋梁 1連 1.82m
(6尺)
残存可能性:極低
明治20年10月竣功
車道BKに改修されたものと思われる
no photo 鳥ノ子橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:極低
明治20年10月竣功
想定地を現地確認。改修済みと思われる
no photo 本村橋梁 1連 1.82m
(6尺)
残存可能性:極低
明治20年10月竣功
南側坑門はコンクリ。構造物があり中に入れない
内部撮影したが内部もコンクリ。北側不明
東山北駅~松田駅間
no photo 榎沢橋梁 1連 1.21m
(4尺)
残存可能性:
明治20年10月竣功
現地未確認。南側から確認できそう
可能性は十分にあるが、周辺の物件改修ラッシュが
懸念
no photo 天神沢橋梁 1連 1.82m
(6尺)
残存可能性:極低
明治20年11月竣功
BKとミニマムアーチが並んでいるが両方ともコンクリ
改修されたものと判断する
no photo 旗矢沢橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:極低
明治20年10月竣功
車窓からのチラ見だが、コンクリ放物線アーチだったと
思われる。もう少しちゃんと見ればよかった
松田駅~相模金子駅間
no photo 松田橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:
明治20年10月竣功
想定地は松田架道橋の西隣。これも車窓チラ見だ
が、コンクリだったと思うがはっきりしない
観音前橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.52m
(5尺)
明治20年8月竣功
久しぶりの残存に胸を撫で下ろした物件
両出だが、両側坑門ともコンクリが塗りたくってある
内部は未改修
相模金子駅~上大井駅間
no photo 高堰橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:改修
明治20年9月竣功
車道BKに改修されている(高堰函きょ)
no photo 中溝橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:改修
明治20年9月竣功
車道BKに改修されている(中溝函きょ)
no photo 大井橋梁 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:改修
明治20年9月竣功
車道BKに改修されている(大井函きょ)
上大井駅~下曽我駅間
※未発見
下曽我駅~国府津駅間
no photo 島田橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:極低
明治20年4月竣功
人道BKに改修されたようだ
no photo 天神前橋梁 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:改修
明治20年4月竣功
車道BKに改修されている(天神前ガード)
JR東海道本線
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
国府津駅~二宮駅間
唐沢橋梁 半円 水路 煉瓦
整石
挟まれ 1連 1.52m
(5尺)
明治20年4月竣功
唐沢川。国府津駅直下に位置し、延長がある
開業から徐々に拡幅していったらしく、統一感が
ない。煉瓦アーチの側壁が煉瓦から切石に変化する
no photo 羽尾橋梁 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:極低
明治20年3月竣功
想定地は塔台川のBK。
押切架道橋 馬蹄 4 車道 煉瓦 片出 1連 3.64m
(12尺)
明細録に記録がなく、後年物と思われる
鉄道暗渠では珍しい馬蹄型の坑門。往時の主要
道と思われる
坑門はコンクリで覆われている
山西橋梁 半円 5 人道 煉瓦 煉瓦 片出 1連 3.03m
(10尺)
明治20年3月竣功
水路を人道でも活用している
アーチ環を受ける迫受石調に煉瓦を積んでいる
内部側壁は分厚いコンクリで補修している
二宮駅~大磯駅間
no photo 小磯川橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:極低
明治20年1月竣功
想定地は血洗川の2連BK。旧名称が小磯川?
(仮)東小磯橋梁 半円 水路 煉瓦 挟まれ 1連 1.82m
(6尺)
明細録に記録がなく、後年物と思われる
小磯川橋梁を捜索していて偶然発見。位置関係
から小磯川橋梁ではないと思われる
大磯駅~平塚駅~茅ヶ崎駅~藤沢駅間
※未探索
藤沢駅~大船駅間
no photo new
彌勒寺橋梁
1連 1.21m
(4尺)
残存可能性:不明→改修or消滅判定
明治20年3月竣功
机上調査では想定地に痕跡を見出せなかった
2022年5月訪問
柏尾川沿いに開いていた暗渠から潜入遡上調査
を行った。結果、線路を潜るまで分岐はなく、一貫
してヒューム管であった。一方は廃止され、もう一方
は改修されてしまったものと判断する

no photo new
彌勒寺橋梁
1連 1.21m
(4尺)
残存可能性:不明→改修or消滅判定
明治20年3月竣功
机上調査では想定地に痕跡を見出せなかった
2022年5月訪問
柏尾川沿いに開いていた暗渠から潜入遡上調査
を行った。結果、線路を潜るまで分岐はなく、一貫
してヒューム管であった。一方は廃止され、もう一方
は改修されてしまったものと判断する

大船駅~戸塚駅間
no photo new
飯島橋梁
1連 1.82m
(6尺)
残存可能性:中→改修判定
明治20年2月假(仮)橋成
明治20年12月本橋成
車道跨線橋である飯島橋のすぐ南側にある水路
が該当しそう
2022年5月訪問
両側から覗くだけになったが、拡幅改修されてし
まったものと判断した

戸塚駅~東戸塚駅間
no photo new
前山田橋梁
1連 2.73m
(9尺)
残存可能性:中→判定保留
明治20年3月竣功
想定地は川上川。可能性はある
2022年5月訪問
西側から覗くだけになった。前山田函渠の銘板あ
り。西側は拡幅改修か後年増設。東海道本線は
東側を通っているようで、そちらは見えなかった。

new
堂道橋梁
水路 煉瓦 挟まれ 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:辛うじて視認可能
明治20年1月竣功
東戸塚駅下の堂道ガード、人道の南側、東側坑門
が殆ど埋まった状態で残存している。ストリートビュー
より確認。これも川上川の暗渠か。であれば現役
橋梁である
2022年5月訪問
アーチ環の外側一列の一部が露出しており、辛うじ
て煉瓦アーチ判定となった。
暗渠を辿る案も考えていたが、時間の都合で断念

東戸塚駅~保土谷駅間
10 new
清水谷戸橋梁
半円 5 水路 煉瓦 煉瓦 挟まれ 1連 2.73m
(9尺)
残存可能性:中→確定
明治20年1月竣功
清水谷戸隧道、同地下道の西側の川が想定地
2022年5月訪問
西側から潜入。BK拡幅されている。東側は暗渠化
が進んでいる
側壁の煉瓦が迫り出しているのが特徴
11 new
和倉橋梁
半円 5 水路 煉瓦 煉瓦
整石
両出 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:確定(ハルニチ氏のブログで確認)
明治20年1月竣功
清水谷戸隧道の東側の今井川が想定地
2022年5月訪問
両側坑門残存。神奈川県下で一番状態が良い
両側ともに立派な煉瓦造りの翼壁を備える
南側には隅石があり、側壁は煉瓦。ところがその
煉瓦側壁は数mで石積みに変わり、北側坑門まで
続く。石積みはフランス積み調になっている

12 new
元町橋梁
半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 1.82m
(6尺)
残存可能性:中→確定
明治20年2月竣功
新厚木ガードの西側の今井川支流の沢が想定地
2022年5月訪問
南側坑門が環境は悪いが、大きな損傷もなく残存
坑門の笠石部分が未舗装路の路肩を守る石橋の
ような状態になっている。このような状態は極めて
珍しい
側壁の煉瓦が迫り出しているのが特徴
北側はコンクリアーチから暗渠化が進んでいる
保土谷駅~横浜駅~~~東京都境間
※未探索
JR中央本線
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
山梨県境~藤野駅間
no photo new
清水沢橋梁

(尺)
残存可能性:中→中(要再訪)
縦断面図に暗渠記載あり
想定地確認。可能性はある
2022年5月訪問
想定地は住宅脇で、ちょうど庭木の伐採後であり、
大量の伐採木に阻まれ調査できなかった
日を改めて再訪する

new
梅沢橋梁
石桁 水路 整石 整石 片出 1連 残存可能性:低→確定
縦断面図に暗渠記載あり
南側をストビューで確認したが可能性は…
2022年5月訪問
ここは違うだろうという思い込みで前回通過した
ポイント。まさかこの立地で立派な石桁を備えてい
るとは思わなかった
藤野駅~相模湖(與瀬)駅間 
13 new
橘沢橋梁
欠円 3
水路
煉瓦 煉瓦 片出 1連
(尺)
残存可能性:低→確定
縦断面図に暗渠記載あり
天屋隧道と橘沢隧道の短い灯り区間にある、らし
い。が、同じ名称で開渠と暗渠が並列表記されて
いて、航空写真では開渠のみ視認できる
2022年5月訪問
最初に開渠の橘沢橋梁を確認。山手に回り込んで
暗渠を捜索したが見つからず。川筋が改修されて
いたので埋め戻しと判断し、失意の内に戻る途中
に川下をなんとなく見てみると…あった!!!
下流側は残存していた。上流側はやはり埋め戻し

14 new
貝沢橋梁
欠円 4 水路 煉瓦 C
両出 1連
(尺)
残存可能性:確定
縦断面図に暗渠記載あり
Amiさんのブログで存在確認

2022年5月訪問
北側坑門有。南側一応出ていることにしているが、
即断崖絶壁の為、視認できない。坑門は崩壊して
いるように見受けられる。煉瓦製の翼壁が残存
北側坑門上部はコンクリ補修。アーチ部分も薄くモルタル
補修を受けており、煉瓦アーチが視認できない
側壁は厚いコンクリ。恐らく補修と思われる。加えて
岩盤丸出しの部分もある
相模湖(與瀬)駅~東京都境間
new
神明川橋梁
石桁 水路 煉瓦 煉瓦 未確認 2連 残存可能性:低→確定
縦断面図に暗渠記載あり
南側をストビューで確認したが可能性は…
2022年5月訪問
南側確認。北側未確認。想定していた箇所は土管
同じ流路でやや相模湖駅寄りに背の低いBOXが
あり、ダメ元でカメラを向けると、まさかの2連石桁
縦断面図情報がなければ見つけられなかった

15 new
(仮)吉野沢橋梁
欠円 3 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連
(尺)
残存可能性:確定
Amiさんのブログで確認
縦断面図には記載がない
2022年5月訪問
北側確認。南側は暗渠化し、スロープになっている
坑門が大きく左に傾斜、笠石中央部に装飾的な
出っ張りがある
中央部にレールセントルによる補強がされている

16 底沢橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦
整石
片出 1連 この辺りでは数少ない帯石、胸壁、笠石がある
隅石も配する
内部側壁底に二段切石を使用している
     江ノ島電鉄       
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
藤沢駅~~~江ノ島駅~~~極楽寺駅間
    ※未探索                    
極楽寺駅~長谷駅間
17 new
(仮)極楽寺橋梁
欠円 3 水路 整石 整石 両出 1連
(尺)
  宮川さん発見の物件。線路を潜っておらず、厳密
には鉄道橋梁ではないが、駅の設置に関連した
水路保持の為の暗渠と思われる。暗渠上部は駐
輪場であり、隧道でもない為、鉄道橋梁に分類す
ることにした
長谷駅~由比ヶ浜駅~和田塚駅~鎌倉駅間    
     ※未探索