(仮)不動坂トンネル


高野山森林鉄道(和歌山県)


その2

  

 想定以上の荒れっぷりの軌道跡。。。
 あの崖崩れ補修箇所で、すでに軌道跡は完全
寸断となっていましたが、何とか先に進めており
ます。
 路面が自然に完全に還っているところもありま
すが、時折路面の状況を確認できる場所も現れ
ます。
 。。。ををっ、路面が確認できるぞ。。。
 これは比較的良い状態ですねえ。
 日陰が多いのか、籔の繁茂が抑えられている
ようです。
 人工的な石組みが遺されています。
 相当の年季が入っています。
 不動谷川支流を巻く道筋では、支流の流れに
道筋が消え去っている場面もありますが、ご覧
のような良い廃景を遺す路面も多く見受けられ
ます。

 。。。んん?何か見えるぞ?
 おおっ!

 初めての遺構発見です。
 軌道用の電柱でしょうか。大体碍子だけ残して
他の部分は朽ちてしまいそうなものですが、よく
全体像が遺っています。
 (振り返り撮影)

 続けざまに遺構発見!
 路面から木材が飛び出ています。
 覆土の下に枕木が埋まっている模様です。

 
 枕木。。。ではないかな?
 路肩を補強するための木組みなのかも知れま
せん。
 これは路肩下部の法面。
 石積みにより補強されています。
 夏場だと相当籔に悩まされそうですが、この
時期だと大分見通しがききます。
 緩い切り通しもあります。
 なかなか良い景色です。
 路肩です。
 奥側は石積み、手前は木製の補強により、
足りない路肩を補っていたようです。
 法面と路面が流出しかかっています。
 そんな中、路面に枕木のような痕跡が。。。
 。。。しかし、結構長いこと進んでいます。
 事前に地図で大まかなルート(当然道表記など
存在せず)を目測していますが、まったくあてに
ならない状況です。
 左に不動谷川を侍らせておけば間違いない
とは思いますが。。。不安だ。。。
 。。。また植生がひどくなってきました。。。

 地図はどこにいるのか分からないので、お出し
できません。。。
 そろそろ出て来い!!!

 以降、 
その3 に続く!